バスタ新宿についたのは、バス発車時刻の15分ほど前だった。
いつもながら、新宿駅は構造がややこしい。
JRからの乗り換えであれば乗り換え時間も短いが、小田急や京王本線、特に地下鉄丸ノ内線からの乗り換えなどを考えると、駅構内の移動で10分くらいは余分に見ておくべきだろう。
入口から入って目の前がちょうど今回乗る山梨交通南アルプス・身延行きの乗車口だ。
山梨WordPressMeetUPが開催される金丸文化学園は駅から遠い。
甲府駅からかなり距離があるので、路線バスで行くのは結構大変なところだ。
だが、 山梨交通南アルプス・身延行きの「上今諏訪バス停」で降りれば、金森文化学園は目と鼻の先だ。
席は8割以上埋まっている。
さすがに連休初日、自分の隣も埋まっていた。
さて、これで眠っていても目的地に着くことができる。
いつもと違い、雨に濡れたり凍えたりしない。
そんな当たり前のことを考えながら、ぼーっと高速道路を揺られる。
八王子あたりから、渋滞が始まる。
高速バスだからボケーっとしていれば渋滞は抜けられるが、自分で運転している人は大変だなぁ・・・
小仏トンネルで片側一車線を塞いでる事故車の隣をやり過ごすと、バスは一気にスピードを上げる。
笹子トンネルを抜けて、甲府盆地へ。
釈迦堂パーキングエリアで休憩となる。
釈迦堂パーキングエリアに到着。
この時点で1時間半くらいの遅延だ。
自分は2つ先のバス停で降りるからすぐだが、終点の身延まではあと1時間半乗るからこのあたりで休憩が必要なのだろう。
トイレを済ませて売店を冷かして、バスに戻る。
パーキングエリアを降りて10分程度でICを降りる。
大きな川、釜無川を渡れば、下車するバス停「上今諏訪」はもうすぐだ。
上今諏訪バス停に到着。
本当にバス停だ。バスターミナルとかじゃなくて、路線バスなども来るようなバス停だった。
ここから信号を一つ渡れば、金丸文化学園だ。
金森文化学園は普通の民家といった雰囲気。
バスが遅れていたとはいえ、まだ会場まで1時間くらいあったが、早めに中に入れていただけたのはありがたい。
名刺交換やPCを広げている間に、続々と他の方たちも集まってきた。
会場の雰囲気としては、集会場みたいなイメージに近い。
参加者は自分を入れて8名程度と非常に小規模だったが、20名詰めて入るかどうかの広さだ。
また、参加者も地元の人の参加が多い。
参加者の中で同じ中学校出身で、盛り上がっていたくらいだ。
いままで自分が参加したWordPressMeetUPは都市部での開催がほとんどであったが、地元に根差したMeetUpとはこういったものかと思わせてくれる空気だ。
まずは全員で自己紹介。そして、
「ページビルダーツールを使った「コードを書かない」サイト制作」
を全員でTVで見た。
WordCamp2018は自分も参加していたイベントだったが、このセッションは聞いていなかったので、大いに勉強になった。
そのあとはもくもく会。もくもく会とはいいつつも全然もくもくしておらず、WordPressの分からないところを聞きあったり、昨今のWeb業界の話などで盛り上がった。
やはり地方だとこういったイベントが少ないため、困っていた人もいた。
地方でこういったイベントが増えてくれば、地域のITの活性化になるかもしれない。
14:00から始まったイベントも、終了時刻の17:00まではあっという間だった。
でも、その短い時間でもみんなFacebookの友達申請などをして、深く繋がれた楽しいイベントだった。
これくらいの人数のイベントだと、参加者全員の顔を見ることができるので、
大きなイベントにはない経験ができた。
帰りのバスの時間は18:17、上今諏訪バス停から新宿に戻る最終便だ。
終了時刻は17時だったが、18時くらいまでゆっくりさせてもらえた。
帰りは雨がパラパラ。あ、やべ、傘を忘れた!!
そんな自分に傘を貸してくださった。
ありがたいです。また来ます。
帰りのバスはガラガラ。
三連休の初日に東京へ戻る人もそれほど多くないのだろう。
ルートも帰りと全く同じルートだ。
あ、そういえば山梨に来たのに何も山梨らしいものを食べていない!!!
帰りも同じ釈迦堂パーキングエリアに停車したときに、地元名物を探しに向かう。
お弁当コーナーを覗くと、なんとありがたい『3割引き』のシール!!
迷わず買って、バスの中でいただくことに。
甲州名物をたっぷり入れたお弁当。
中でも絶品だったのがご飯!!
甲州名物のアワビの煮貝を炊き込んだご飯。
貝の姿はほとんど見当たらなかったが、おかずに合わせるご飯ではなく、
これ単体で大満足のおいしさの炊き込みご飯だった。
夜景を見ながら、アワビご飯でお腹いっぱい。
帰りの風景を眺めながら帰ろうと思ったが、何故か八王子から新宿までの記憶がない。
あまりの満足感に、夢うつつの高速バスの帰り道だった。