荷物は準備OK。
鍵も閉めた。
シートバッグはパンパンだ。
スマホのナビの目的地は、とりあえず「横浜町田IC」
これから初のロングライドに出かける。
千葉方面から下道で横浜方面へ目指すと、湾岸道路から東京ゲートブリッジを超えて大田区に出るルートを案内される。
湾岸道路はかなり速い速度で流れている。
トラックも多いので、結構怖い。
途中から分岐して、東京ゲートブリッジを渡る。
夜に渡る東京ゲートブリッジ。
控えめな照明に照らされ、眼下には東京の夜景が広がる。
この爽快感！！
千葉方面から大田区方面へ抜けるには、このルートがベストルートだ。
途中道を間違えながらも、環七を通って東名高速に乗る。
初めての高速道路、そして初めての60km/h超えの世界。
そういえば、高速道路での合流も初めてだ。
何度も後ろを振り返りつつ、合流する。
ぐっとアクセルを回して加速する。
が、100km/h近くなると、ハンドルへの振動が強い。
慣らし運転中だし、あまり無理はしないでおこう。
90km/hくらいを目安に巡行することにした。
手がしびれたころに、海老名SAの標識が見える。
腹も減ったし、ここでいったん休憩にしよう。
バイク用の案内に従い、バイク駐輪場へ。
そういえば、高速のバイク駐輪場を利用するのも初めてだ。
凝り固まった肩を回しながら、海老名SAのレストランへ。
しびれ味噌ラーメンを注文する。
しびれ味噌と謳っているが、実際はそれほど辛くない。
花椒の香りが軽く効いている程度で、辛さが苦手な人でも大丈夫なくらいだ。
それよりも、よっぽど強いしびれ。
高速走行するハンドルを握っていた手のほうが、よっぽど痺れが強い。
海老名SAではもう雨が上がっていた。
大丈夫だろうと雨具を撤収する。
しかし、これが判断の誤り。
秦野に入るあたりで、突然の土砂降り！！
なすすべもなく濡れ鼠になる。
トラックが盛大に水を跳ね上げ、頭からずぶ濡れだ。
雨は一時的だったが、御殿場への登り口のあたりは霧も濃い。
安全運転を心掛けないと・・・
へとへとになってたどり着いた足柄SA。
ここが今日の宿だ。
時間はもうすでに1時近くなっていた。
足柄SAの温泉施設、足柄浪漫館足柄の湯。
ここで2,000円の「朝までコース」を利用する。
朝10時まで併設の休憩所で休めて、さらに入浴もできる。
足柄の湯は温泉ではないが、富士山から湧き出した水のお風呂なので、ミネラルウォーターのお風呂に入っているようなものだ。
たっぷりのお湯で汗を流し、仮眠施設へもぐりこんだ。