やすらぎの湯を出たら、結構時間がヤバイ!!
佐久間ダムのダムカード配布締め切りは16:30
ナビの時間だとギリギリだ!!
急いで山道を駆け上がる。
狭いトンネルを抜けると突然の雨!!
急いで佐久間電力館に飛び込んだ。
「ダムカード、まだやってますか?」
開口一番。
佐久間ダムのダムカード、それに秋葉ダムのダムカードまでセットで貰う。
あれ、じゃあさっきのやすらぎの湯、入る必要なかったんじゃ・・・
「閉館時間過ぎてるけど、雨もすぐ止むと思うから雨宿りしていきなよ。
バイクも濡れないところに移動させていいよ」
ありがたいお言葉をいただいて、上の写真の通り玄関の前に横付けにさせていただく。
雨の上がる間に、資料館を見学させてもらう。
佐久間ダムは日本の近代的な機械化土木工法確立の地であって、
工事に関係する展示物もたくさんある。
なかでもインパクトがあるのは、 迫力ある岩盤のそのものの展示。
佐久間ダムが立地している岩盤を展示しているのだが、普通のダムなどでは小さな石のサンプル程度が展示されているのが、ここでは岩盤そのものがどーんと展示されている。
これはなかなかの迫力があった。
一通り展示物を見終えたころ、外を見ると雨は上がっていた。
佐久間電力館の上は展望台になっていて、佐久間ダムを見下ろすことができる。
雨上がり、だんだん日が落ちてきている中、ダムが霧の向こうにいる。
この霧の渓谷の向こうに、今日の宿が待っている。
佐久間電力館の人に寄れば、3時間ほどかかるらしい。
遅くなる前にたどり着かねば。
雨宿りさせてもらったお礼を言って、佐久間電力館を後にした。
佐久間ダムの手前に、封鎖されたトンネルがある。
ここまで来る途中でトンネルの中で光が見えたので、たぶんここへ繋がっている箇所だろう。
バイクを邪魔にならないスペースへ止め、佐久間ダムへ来る途中に通ったトンネルへ徒歩で入る。
ダムのトンネルは狭く、薄気味悪い。
これらのトンネルは、ダムの建設工事用の掘られたトンネルが転用されたものだ。
そのため、普通のトンネルより狭く薄暗い。
そして、途中に分岐があった形跡がある。
一つはここに来る途中、柵で封鎖されていたトンネルの出口へ繋がるトンネルだ。
もう一つ、展望台につながるというトンネルもある。
立ち入り禁止のロープに区切られて、明るい向こう側が見える。
トンネルの中はぽつぽつ水も落ちてくる。
だんだん日も落ちてきた。
そろそろ、旅へ戻ろうか。