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日本酒天国新潟を目指せ!!

さむいさむいさむい!!
高速料金を節約しようとして、下道の国道17号を走り続けていた。
国道17号はバイパスが便利に整備されていて、かなり軽快に走ることができる。
しかし10月の空気は冷たく、おまけに雨がぱらついていた。
寒さをこらえながら、延々と新潟に向かって北上していく。
途中、コンビニでホットコーヒーで命を繋ぐ。
カイロは・・・まだ売っていないらしい。
月夜野まで来たところで気力が尽きた。
この雨の中、カーブの連続して標高が上がる三国峠を越えるのは辛い。
何より関越トンネル。トンネルなら雨に濡れることはない。
月夜野ICより、関越自動車道に入った。

土樽PA
土樽PAに到着 青空が見えてほっとした

関越トンネルを入った途端「あったけぇ・・・」
降り注ぐ雨も吹き付ける風もない。
排気ガスでとはいえ、温かいのも助かる。
日本で最も長い山岳トンネルである関越トンネルは、長さが約11kmもある。
つかの間の暖をトンネルで取り、さて抜けた先は・・・晴れてる!!
関越トンネル抜けてすぐの土樽PAについて一休み。
国境の長いトンネルを抜けた先は雪国ではなく、晴れだった。

門前の湯でご飯
門前の湯で昼食

晴れてきた新潟を快走。湯沢ICで降りて下道を走る。
津南を抜けて、ほくほく線に沿ってのどかな新潟を西へ。
目指すは直江津だ。
しかし、雨に濡れていてどうも具合が悪い。
途中、門前の湯に入って身体を温める。
滔々と湧く塩化物泉。冷えた体に心地よい。
温泉を堪能したら、今日の宿のキャンプ場へ向かおう。

平山キャンプ場
ここをキャンプ地とする!!

今日の宿、平山キャンプ場にテントを張る。
ここは地元の町内会が維持する、小さなキャンプ場だ。
受付はキャンプ場隣の民家で行う。一泊で600円と格安だ。
トイレと、水道があれば、もう何も言うことがないレベルだ。
テントを広げて荷物を置いて、設営完了!!
さて、街へと繰り出そう!!

越後謙信SAKE祭り
越後謙信SAKE祭りのおちょこをGET ストラップも併せて買うことを勧めたい

平山キャンプ場から徒歩20分程度で、高田の市街地へ到着する。
今回の旅の目的の半分、それは越後謙信SAKE祭りに参加することだ!!
毎年10月ごろに開催される越後謙信SAKE祭りは、商店街を歩行者天国にして、日本酒の試飲、そして地元の名物を食べられる。
最高としかいいようがないイベントだ!!
2,000円でおちょこをGET。これで期間内は会場で試飲し放題だ!!
さらにその隣でストラップを売っていたので、そちらも購入する。
このストラップ、首からおちょこをぶら下げられるようになっていて、
街を飲み歩くのには非常に便利なグッズとなっている。
会場で時々酔っぱらっておちょこを落として割っている人がいたが、
このストラップを使えば絶対おちょこを落とすことがない!!
まさにこういった飲み歩きイベントのためのストラップといえよう。

つまみのエビ
カリカリのエビ。酒に最高に合う!!

正直、この後の記憶はほとんどあやふやだ。
昼過ぎの時間について、あとはひたすら飲んで食って飲んで食って・・・
酒はいくらでも試飲できる。
そして上越の名物料理の出店がそこら中に出ている。
ひたすら、酒を飲んで、飯を食って、お土産用に酒を買って、さらに飲んで・・・
これを昼過ぎから閉会になる夜7時まで、延々と繰り返す。
酒好きにはまさに天国といえるところだ!!

くじら汁
くじら汁 くじらの塩漬けから出るくじらの脂の香りがすき

酒は何杯飲んでも試飲なのでタダ、そして食事は地元の名物を500円程度でいろいろ食べられる。
自分の好きなのはこのくじら汁だ。
くじらの皮に近い部分の肉には、皮下脂肪がたっぷりついている。
それを野菜と一緒に煮込んだ味噌汁だ。
汁物の写真が多いのは、飲んだ酒を薄めるためだと思う。
酔っててよく覚えていないw

カニ汁
こんな豪快にカニの半身が入った汁もお値打ち価格

高田は海が近いから、海の幸も多い。
こんなでっかいカニが入った汁すら、数百円で楽しむことができるのだ。
そりゃもう、食べるしかない。そして、酒を飲むしかない。
ひたすら飲んで食べてを繰り返していた記憶しかない。

前後不覚になりながら、まもなく7時でイベント終了の放送を聞く。
ただでさえ安いカニ汁が、さらに閉店投げ売りで半額になったところを、お腹いっぱいの中にさらに押し込む。
千鳥足でふらふらになりながらキャンプ場に帰り着き、寝袋にもぐりこむなり眠りに落ちた。

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