ひたすら山奥の曲がりくねった道を走っていく。
道路はダムで沈んだ溺れ谷を、丁寧にトレースしながら続いていく。
谷の向こうに走る道路にたどり着けるのは、いつだろう。
途中、銀山の跡があるということなので一休み。
車2、3台停められるスペースがある。
もっとも、このあたりはほとんど車を見かけないのだが・・・
駐車場にバイクを停めて、奥へ向かうと神社がある。
江戸時代はここでは銀が掘れて、多くの人が住んでいたらしい。
もっとも、現在ではほとんど人も見かけない無人地帯になってしまっているが。
坑道を見学できるということで、案内に従って降りていく。
かなりの急坂で、後でこれを登ることを考えると気が重くなる。
5分ほど降ったところにあったのが、この坑道跡。
銀山間歩という。
腰をかがめて覗き込むくらい、狭い穴。
中からは冷たい空気。
昔の人はよくもこんな穴に潜ったものだ。
戻り道の途中に分岐がある。
分岐の方へ行ってみると、展望台のように見通しがいいところがあった。
奥只見湖の絶景の上に、虹までかかっている。
この風景だけでも、わざわざ足を止めた価値はあった。
さらに、ひたすら道を進み、県境を越えて福島県に入る。
道の駅「きらら289」でひと休みして、目的地を設定する。
さて、ここからどこへ行こうか?実はノープランで考えてなかった。
喜多方ラーメン?いや、意外にここからは遠いな。
そうだ、白河ラーメンだ!!
会津田島を抜けて、甲子道路を超える。
甲子道路の峠は霧が出ていて、しかも寒くて寒くて・・・
やっとたどり着いた白河で、白河ラーメンの店に飛び込んだ。
峠を越えて寒かった身体に、白河ラーメンがありがたい。
一息ついて、郡山のネットカフェへ。
今日のロングツーリングもここでひと休み