前日の夜のうちに前橋まで高速を走り、前橋市へ到着。
ネットカフェに転がり込む。
翌朝、ネットカフェを出て向かうは三国峠だ。
高速を使わずに群馬から新潟に抜けるのなら、三国峠を使うことになる。
カーブも多く、トンネルも少し狭いが、バイクならなかなか走りごたえのある道として楽しめる。
平野部は晴れていたが、このあたりでは雨に悩まされる。
ずぶ濡れになりながら、路面も濡れているのでオーバースピードにならないよう慎重に・・・
三国峠のてっぺんをトンネルで抜けて、少し下ると見えてきたのは「道の駅 みつまた」
ここで少し早めのご飯にしよう。峠越えで身体も疲れてきた頃だ。
道の駅みつまたのもつ煮丼。
とろとろのもつ煮の上に、温泉卵。
ご飯は地元魚沼のお米。
これがおいしくないわけがない!!
バイク旅行の途中休憩にピッタリな味だ。
新潟県に入ると、天気は晴れ上がってきた。
魚沼の快走路を走っていく。
小出から山に入っていき、目指すは駒の湯山荘。
向かう道はだんだん細くなり、車だとすれ違いが怖いレベルに。
でも、バイクなら小道もどんどん入っていける。
そうしてたどり着いたのは、駒の湯山荘。
『元』日本秘湯の会会員とあるだけに、かなり山奥の温泉だ。
とりあえず、受付で500円を払い、浴場の場所を聞く。
浴場は、宿の建物から離れた小さなものだった。
男女混浴、女性用の風呂もあり。
薄い硫黄臭のお湯が、こんこんと湧き出している。
さっと体を流して、ゆったりお湯に浸かる。
温度の低いお湯で、長湯にぴったりだ。
天気も良くて、のんびりずっと入っていられそう・・・
と思ったところに飛んできたのはアブ。
山奥の温泉の宿命だが、アブが多い。
端っこに寄ったり、タオルを振り回してみたりしたものの、どうしてもアブの襲撃からは逃れられない。
まぁ、これは仕方ないか。
山奥への旅に戻るとしよう。